なぜ日本は敗れたのか?
われわれは太平洋戦争の失敗から何を学んだのか?
太平洋戦争のターニングポイントとなった戦局や出来事から日本の敗因を徹底検証し、歴史の教訓を探るNHKスペシャル「ドキュメント太平洋戦争」全6回をDVD-BOX化。。
「第4集 責任なき戦場」が、文化庁芸術作品賞を受賞するなど内外で大きな反響を呼んだ傑作シリーズ。
■DISC1:「第1集 大日本帝国のアキレス腱〜太平洋・シーレーン作戦〜」
資源の乏しい日本にとって、海外からの資源運搬は勝敗の鍵であった。
太平洋戦争末期、当時の戦争指導者たちが国力の限界と近代総力戦の実態をいかに認識していなかったかを検証する。
■DISC2:「第2集 敵を知らず己を知らず〜ガダルカナル〜」
日本陸軍は初めて惨敗を喫し、太平洋戦争のターニングポイントになったガダルカナルの戦闘。
発見された米軍の情報リポートやフィルムなどを通し、日本軍の情報軽視の組織体質を明らかにする。
■DISC3:「第3集 エレクトロニクスが戦を制す〜マリアナ・サイパン〜」
日本の敗戦を決定づけたマリアナ沖海戦の背後には日米の熾烈な技術開発競争があった。
日米双方の技術開発の思想を探り、技術戦争としての太平洋戦争の断面を明らかにする。
■DISC4:「第4集 責任なき戦場〜ビルマ・インパール〜」
食料や武器弾薬の補給の見込みもない山岳地帯で展開し、日本軍の惨敗に終わった「インパール作戦」。
太平洋戦争で最も無謀といわれたこの作戦はなぜ強行されたのか?日本社会特有の曖昧な決定と責任のあり方を問う。
■DISC5:「第5集 踏みにじられた南の島〜レイテ・フィリピン〜」
フィリピン・レイテ島に再上陸したマッカーサー将軍の元、アメリカ軍の圧倒的な物量の前に、日本軍は敗北を重ねる。
住民レジスタンスの動向を追いながら、他国に戦火を及ぼすことがどのような結果を招いたかを描く。
■DISC6:「第6集 最終回 一億玉砕への道〜日ソ終戦工作〜」
昭和20年6月、沖縄戦の最中、日本は和平への一縷の望みをソビエトに託す。
しかし、ソビエトは日本に参戦する密約を英米と既に交わしていた。日ソ和平工作の舞台裏を探る。
■仕様/DVD6枚組、カラー(一部モノクロ)、4:3
■収録時間/合計315分
■発行・販売元/NHKエンタープライズ
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