戦後70年、あの戦争の記憶は日々薄れていく。松竹は、戦前から「大船調」に代表されるホームドラマを得意としていた。しかし、戦局の悪化に伴い、のんびりしたホームドラマは庶民の共感を得られなくなり、業績は低迷。
さらに、民間用には1ミリもフィルムが調達できない情勢となる。映画が撮れなければ、大船調の伝統は消えてしまう。撮りたい映画を撮れない状況の中、国策と反戦の間で葛藤しながら、当時の監督たちは時代を、人を、どう描いたか。
当時の映画を通じて時代を知るために、時局と照らし合わせながら、その軌跡をたどる。映画史家/谷川建司氏の解説書つき。
■仕様/モノクロ、
■収録時間/553分
■製作年度/1930〜57年
■音声/(少年航空兵・西住戦車長傳・陸軍・空ゆかば)日本語(オリジナル)ドルビーデジタルモノラル
■画面サイズ/スタンダード
■発売・販売元/松竹株式会社