NBT-3200 貝澤守・作 二風谷イタ

50,600 円(税込)

大胆かつ精巧なアイヌ文様が堪能できるイタ

「二風谷アットゥシ」(樹皮から作った糸で織った反物)と共に、北海道で初めて経済産業省の「伝統的工芸品」に指定された「二風谷イタ」(盆)。本作はモレウ(渦巻き)、アイウシ(棘)などの代表的なアイヌ文様を左右・上下対称に配し、その間にラムラム(ウロコの文様)と呼ばれる細かな彫りを施した横長の角盆だ。作者は、先人の味わい深い技が生き残っている二風谷イタの伝承に努めながらも、独自の作品作りに力を注いでいる貝澤守。貝澤のラムラムはノミを木に対して鋭角に入れることで奥深い陰影を出している。繊細で美しい彫り込みも特徴だ。

■サイズ/約24×30cm
■素材/クルミ
※本商品は受注生産のため、お届けまでに1カ月半程度お時間をいただきます。(ご注文後のキャンセルはお受けできません)。
※木彫製品は天然の木材を使用しているため、すべて木目が異なります。また、写真と実物とで色味が異なる場合があります。予めご了承下さい。

アイヌ伝統工芸品
沙流(さる)川流域を中心に現代まで受け継がれてきたアイヌ民族による伝統工芸品。なかでもアイヌの伝統を色濃く残しているのが平取町(びらとりちょう)の二風谷(にぶたに)集落で、「二風谷イタ」(盆)と「二風谷アットゥシ」(樹皮から作った糸で織った反物)は北海道で初めて経済産業省の「伝統的工芸品」に指定された。

※「アットゥシ」「アイウシ」の「シ」と「ラムラム」の「ム」は正確な表記では小文字となります。
  • 工房で黙々とイタを制作する貝澤守さん。幼少時代より、木彫職人であった父の彫刻を見て育った。高校卒業後は一時期、札幌で暮らしていたが、その後、故郷へ戻り、21歳から工芸作品を作り続けている。©二風谷民芸組合