基板のプロが作ったギア感あふれるアートな栞(しおり)
iPhoneケースにより、経済産業省のクールジャパンプロジェクト「The Wonder 500」に認定された「PCB ART moeco」から、「基板アート栞」が登場。工業用プリント基板で製造されており、材料、工程、製造方法は本来の基板と全く同じという、個性派ギア好きには堪らないプロダクトだ。デザイン(作画)ソフトではなく基板専用CADを使い、マウスで一本一本線を引き、作画している。細い線では0.1mmの配線パターンで緻密にデザインされている。鉄道駅の名称はシルク3文字で表現(例:「東京」なら「TKY」)。本や手帳、手を傷つけないよう、基板の端面より0.15mmの銅箔は削除している。日本で設計、製造しており、全てRoHS対応品(鉛不使用商品)。基板は金メッキ処理を施している。
「東京回路線図」は、西エリアは「大船駅」、東エリアは「成田空港駅」まで網羅。成田空港(NRT)と羽田空港(HND)には飛行機マークが、東京湾には船マークが入る。
■カラー/緑、黒、白
■サイズ/140×32×厚さ0.45mm
■重量/3g
■使用電子部品/なし
■生産国/日本
PCB ART moeco
基板専用CADによる設計やはんだ付けなど、数多くの工程を経て生み出される「PCB ART moeco」。基板の美しさを具現化した「moeco」を開発したのは、ものづくり歴40年の企業、電子技販だ。少年時代から基板に魅了されてきた北山社長が、錯綜する東京の路線図を見た時に、基板との相似性に気付き着想した。