NGE-5316 角皿 こもんあわせ 菓子切付

6,600 円(税込)

※価格改定いたしました(2022年10月)。

6種の小紋柄をジオメトリックにあしらった和モダン錫製角皿


市松や麻の葉、鱗、毘沙門亀甲(びしゃもんきっこう)、矢紺(やすがり)に、分銅繋ぎ。これらは古の日本の暮らしから生まれ、長い年月のなかで育まれてきた吉祥紋で、いずれも繁栄や長寿を表すものとして愛されてきた。本品「こもんあわせ」は、まず分銅繋ぎの模様を全体にあしらい、そこへ市松など5種の模様を小紋柄として散りばめた、縁起のいい錫製角皿。分銅部分にあえて余白を残しているのは、さらに幸せが集まるように、という思いから。400年以上の歴史を持つ日本有数の金属産業の町、富山県高岡市に伝わる伝統技術「砂型鋳物」で、職人の手によって一つひとつ、手作業で作られている。

錫は希少性の高い、金・銀に次ぐ高価な金属で、柔らかく、酸化や腐食に強いのが特徴。日本では飛鳥・奈良時代頃より愛用されてきたとされる。

■サイズ/角皿:幅118×高さ6×奥行118 mm、菓子切:長さ約130mm
■重量/角皿:約190g、菓子切:約3g
■材質/角皿:錫製、菓子切:木製
■生産国/日本
■備考/化粧箱入
※柔らかい金属のため、多少の形の変化をお楽しみいただけますが、お手入れの際は柔らかいスポンジで洗ってください。
※表面にごく小さな窪みがある場合がありますが、砂型鋳物製法の特徴です。不良ではありません。

市松
四角形を互い違いに並べたシンプルな連続模様。永遠の「繁栄」「発展」などの意味がある吉祥紋だ。

麻の葉市松
麻の葉の形をした連続模様。麻は生命力が強いことから「健やかな成長」「厄除け」などの意味がある。


連続した三角形を鱗に見立て、鱗文と呼ばれる。鱗は「身を守る」という意味から縁起柄とされている。

毘沙門亀甲
七福神にも数えられる毘沙門天の鎧に用いられる模様。強力な毘沙門天にあやかり「財運」などのいわれがある。

矢紺
弓矢に付いている羽根の連続模様。破魔矢と同じく「厄除け」の意味があるとされる。直進する「矢」も縁起柄だ。

分銅繋ぎ
かつて金や銀を分銅形に鋳造し蓄えたことから、「財運」を表す縁起柄とされている。くびれた形が優美。

  • 吉祥紋の小紋柄を賑やかに組み合わせているから「こもんあわせ」。菓子皿として使うのはもちろん、記念品やお祝いの品として、また日本で古来から愛されてきた吉祥紋が描かれているため、海外の方への贈り物にも最適。華やかな錫器にそっと寄り添うように、木製の菓子切が付属する。