摩訶不思議な物語が展開する平安絵画の名品
「源氏物語絵巻」や「鳥獣人物戯画」、「伴大納言絵詞」と共に日本の四大絵巻物のひとつに数えられる「信貴山縁起絵巻」全3巻。その全てをコロタイプ刷の縮小絵巻物に仕立てた。
制作は平安時代後期、信貴山(朝護孫子寺、奈良県生駒郡)中興の僧侶、命蓮に関する説話を、躍動感のある軽妙な筆致で描き、「鳥獣人物戯画」と共に日本の漫画文化のルーツとされる絵巻だ。
米倉が空を飛び、米俵が舞い戻る、摩訶不思議な物語が次々と展開する。
写真のようにより本物に近い緻密なディテールで表現することができる、世界でも希少な技術「コロタイプ刷」にて再現した。(平安時代 朝護孫子寺蔵)
■サイズ/紙幅11cm×長さ(飛倉の巻:294cm、尼公の巻:471cm、延喜加持の巻:426cm)
■仕様/裂表紙巻子仕立、和英解説書、詞書入、四方帙納
■印刷方法/玻璃版(コロタイプ単色刷)