AZM-5114 東屋 お盆 小 真鍮

13,200 円(税込)

※価格改定いたしました(2022年5月)

熟練の技術で成形された、経年変化が楽しめるお盆


例えば、今、注目されている二拠点生活。昼はくつろぎのティータイム、夜はお気に入りの酒で一杯と、何かと楽しみの多い別宅での暮らし。そんな生活にあると便利な道具がお盆だ。真鍮は「黄銅」とも呼ばれる、銅と亜鉛の合金。その歴史は古く、日本では平安時代には既に製造が始まっていたとされる。適度な硬さで、加工しやすく、耐久性にも優れる。
このお盆の美しいリム(縁)の立ち上がりは、「へら絞り」という職人技の賜物。金属の板を型に固定して回転させながら、「へら」と呼ばれる棒で型に押しつけて成形していく手法だ。へらの角度のつけ方、力の入れ具合など、さまざまな面で熟練の技術が要求される。新品は真鍮そのままの色合いを生かした金色。これが、使用するにつれて、酸化、硫化作用で色が鈍くくすみ、陰影のある表情に変化してゆく。手や器がよく触れる箇所は、少しずつ、「アタリ」と呼ばれる独特の風合いが表れ、経年変化が楽しめる。
※使った後は、柔らかい布で乾拭きを。時がつくる翳りを含めて、世界にひとつのお盆の表情を育てて下さい。

■サイズ/Φ240×高さ20mm
■重量/300g
■素材/真鍮
■製造/坂見工芸(東京都荒川区)
■デザイン/猿山修
■生産国/日本

東屋(あづまや)
この国の暮らしの歴史のなかで生み出され、永く愛用されてきた、数々の道具。周囲と調和し、黙って人の営みに寄り添う「もの」。東屋は、平成9年(1997)の創業以来、信頼できる国内の手工業者と協業し、幾つもの生活のための道具を生み出してきた。商品化までの道のりは厳しく、ひとつの商品が世に出るまで、数年を要すこともしばしば。そんな同社のこだわりと、熟練の職人の技術が協働することで生まれる、子々孫々、何代にもわたって使い継ぐことのできる道具たちを紹介する。

東屋の暮らしの道具

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